住友重機械建機クレーン株式会社
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社員インタビュー

大きな機械だからこそ、
やりがいも責任も大きい。

古河 翔多 Shota Furukawa

開発・設計
2013年入社

機械工学科卒業。入社後、開発本部にてクローラクレーンのカスタマイズ(個々のお客様の要望に沿った機能の開発)、並行して新機種の設計・開発を担当している。

大きな機械をつくりたい。その力となりたい。

もともと機械設計の仕事がしたく、大学では機械工学を学びました。クローラクレーンの設計に携わりたいと思ったのは、東日本大震災が発生した時に瓦礫撤去のボランティアに参加したのがきっかけです。人の手では到底動かせないような瓦礫の山を、大きな建設機械が片付けている様子を見て「こんな風に、人を助ける大きな機械をつくりたい!」と強く思い、HSCに入社しました。HSCに入社してからは、約10年間ずっと設計の仕事に携わっています。HSCの設計は、機械の設計だけではなく、発注書の作成、納品後のアフターサービスまで業務の幅が広いのが特徴です。また、設計の業務では「どのような仕様でどのような機能を持った機械がお客様に満足いただけるか」「どのような設計をすれば品質が良くなるか」「不具合が発生しないか」を設計部門に留まらず関係部署とも意見を交換しながら検討を進めていきます。

部門を超えて様々な人と関わる機会が多いので、日々の情報交換やコミュニケーションを大切にしています。私が見逃したミスなどで、次の工程を担当する人に迷惑をかけてしまうこともあります。そのような時は、一緒に働く仲間がいつも助けてくれます。HSCには、一緒に働く仲間がいる。それが心強いですし、本当に感謝しています。これからは、私がもっと仲間の力となれるようになっていきたいですね。

「理想の形状」を追求する。大変だけれど、最高に楽しい。

大型のクローラクレーンの開発は、構想から2年、3年と長い期間を要します。その中で、いつも苦労するのが「理想の形状」の追求です。部品自体の性能や品質面だけでなく、機械全体のバランス、コストも考えながら詰めていきます。

性能や品質面では理想とする形状だからと言って、コストは無視できない。今ある部品を有効活用しコストを抑えながらも、「性能や品質を高めるには、この部分はコストをかけてでも変えるべきではないか」「そもそもの形状を見直せば、性能・品質・コストのバランスがとれるのではないか」といったことを考えて設計していきます。設計しては検証。そして、また設計する。その工程を何度も重ね「理想の形状」を追求していきます。とても頭を使い大変なのですが、そこが設計の楽しいところでもあります。何ヶ月もかけて検討したものが、工場で徐々に形になっていく。最後、組み立てが完了したときには、大きな達成感を味わえますし、それまでの苦労がすべて報われます。簡単につくれるものでないからこそ、成し遂げた時のやりがいが大きいのだと思います。

まだまだ未熟。もっと成長していきたい。

HSCに入社して約10年が経とうとしていますが、まだまだ未熟ですね。もっと、一つひとつのアウトプットの精度とか、対応の早さとか、仕事の質を上げていきたいですね。成長できるフィールドは無限に広がっているように感じます。

自動車業界ではハイブリッドから電気自動車、水素車へと急速に技術開発が進んでいます。建設機械にも、電気や水素の技術が普及しようとしています。クローラクレーンでは、まだまだ普及の波が起こりはじめているところですが、そういった新技術への挑戦もしていきたいです。

他社に先駆けて環境に配慮したクローラクレーンを開発するのが、個人としても達成したい目標です。

世界のお客様に選ばれつづけるために、「安全」という責任を果たしていく。

さきほど話したように、世界では新たな技術が日々生まれています。HSCがお客様に選んでいただけるブランドになるためには、技術力を高めていくことは必要だと思います。

そして、安全性を高めていくことも大切な技術力のひとつです。クローラクレーンを取り巻く環境がどんなに変わっても、安全であることは、私たちが守らなければいけない最も基本的なことです。

クレーンを組み立てる人も、操作する人も高齢化が進んでいます。これから世代交代が進んだ時に、クレーンに触れる経験があまりない人でも安全に組み立てられ操作しやすいクレーン技術に挑戦し、より安全なクレーンを様々なお客様へ提供していきたいと思っています。お客様にとって、HSCは常に「安全」なブランドでなければいけません。私たちに課せられた、安全面での責任はとても大きいです。その責任を果たしていくことで、世界で暮らす人の力になれる。その一員であることに、誇りを持っています。

RECRUIT

採用情報

住友重機械建機クレーンは面接重視です。
皆さんの個性を十分にアピールしてください。