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OUR JOB
仕事を知る
クレーンができるまで
私たちHSCがメインで開発を手がけているのは、クローラと呼ばれる履帯がついた移動式のクローラクレーンです。
名古屋工場で生産する機種の約9割がクローラクレーンで占められます。
クレーンができるまでの工程を、動画や写真を交えてご紹介します。
STEP 1:主要構造物製作
切断された鋼板や鋼管をロボットや技能士が図面通りの形にしていきます。
フレーム製作
鋼板を加工・溶接して旋回(メイン) フレームとロアフレームを製作します。
- 缶組み
- 鋼板を組み合わせてフレームの形に整えます。
- ロボット溶接
- 自動溶接ロボットで鋼板を溶接します。
- 技能士による溶接
- ロボット溶接では出来ない部位をポジショナー(鋼板を機械で回転させる装置)を利用して溶接技能士が溶接します。
- 機械加工
- 工作機械を用いて穿孔や平面を精密に仕上げます。

機械加工は、細かな寸法に対応できるよう、自分たちでプログラムを作ります。自信をもって製品を作れるよう、日々工夫しながら作業しています。

ブーム製作
鋼管を切断・溶接してブームを製作します。
- レーザー切断
- 鋼管をレーザーで切断し、ブームの斜材を製作します。
- 製缶・溶接
- 切断した鋼管類とパーツを組み上げ、溶接して仕上げます。

ブームの溶接は、作業者の技量レベルが高く要求される作業です。責任と誇りをもって取り組んでいます。

STEP 2:組立
制作されたフレームに部品を組み付け、
大きなユニットに作りあげていきます。
上部旋回体組立
製作した旋回フレームにエンジン、装置・機器類を組み付けます。

何万点となる部品を組み合わせ作り上げていくため、設計部門とのコミュニケーションも大切な仕事です。

下部走行体組立
製作したロアフレームに旋回ベアリングやジャッキ類を組み付け、サイドフレームにも走行装置・クローラ(履帯)を組み付け、下部走行体を組み立てます。

STEP 3:ドッキング
組み立てた上部旋回体と下部走行体をドッキングし、要求部品を満たしているか、性能や安全性を検査します。
本体組立
クレーン上部旋回体と下部走行体をドッキングさせます。

本体組立の最終工程。上部旋回体と下部走行体をドッキングします。組立てるパーツが大きく協同作業のため、声を掛け合いながら作業を進めます。ドッキング後は、旋回・走行・起伏の動作を確認し、次の工程へ引き継ぎます。クレーンが形になるところが一番の手応えです。

アタッチメント取付
製作したブームアタッチメントを本体に取付けます。

屋外作業もあるので、天気予報は毎日必ず確認します。共同作業が多いので、チームワークがとても大切な職場です。

試験
要求機能・品質の確認をします。

クレーンは何十年もの間、共に作業をするパートナー。安心してお使いいただけるよう、ひとつひとつの試験を確実に実施しています。

STEP 4:塗装 出荷
検査合格後、いよいよ最後の工程です。
お客様の期待に答え、現場で活躍する姿を思い描きながら送り出します。
仕上塗装・出荷
試験合格後、最終仕上げ塗装を施し、分解・出荷。「お客様に最高の満足を」お届けします。

お客様が安全に作業される事を願いながら、その想いがお客様に届くよう、心を込めて作業に取り組んでいます。

